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コンシェルジュブログ

コンシェルジュ : 山岸 玲子
【2005年7月6日[Wed]】

フィレンツェ花火大会

イタリアの各都市には守護聖人がいて、私の住むフィレンツェの守護聖人はサン・ジョバンニ(聖ヨハネのイタリア語名)である。6月24日はフィレンツェの守護聖人の生誕日で、それを祝っての花火大会があった。この日はフィレンツェ市内の学校、会社、商店は休み、あるいは半日のみの営業だった。場所は観光名所のひとつである、高台にあるミケランジェロ広場。イタリアの夏は日本より日が長く、9時半過ぎにならないと真っ暗にはならない。したがって花火の打ち上げは10時に開始。夕食を終えた9時前後、通りはミケランジェロ広場に向かう車、バイク、自転車、歩行者でいっぱいになる。私も夫と子供とともに、早めに夕食を済ませ、自転車で広場へ向かう(車で行くと駐車する場所に困るので)。

ミケランジェロ広場寄りのアルノ川沿いには、既に大勢の人たちが場所をキープ。日本の縁日のような風船や綿あめ、軽食や飲み物を売る出店も立ち並ぶ。私たちは橋を渡り、ミケランジェロ広場のすぐ下の広場の芝生の上に場所をキープした。この場所は花火打ち上げ場所の真下なので、かなり首を上に向けないとよく見えない。芝生の上に仰向けになると、空から花火が降ってくるような迫力がある。日本の花火同様、スタンダードな形の花火はもちろん、しだれ柳のような花火、らせん状に回転しながら放射状に散っていく花火など、いろんなバージョンの花火があった。変わったところでは、火薬に小さなパラシュートが付いていて、普通はドンと破裂した後すぐに消えてしまう火花が、しばらく空中を漂っているというのもあった。

日本では夏になると、東京の隅田川の花火をはじめ、都内各地のみならず、全国各地で花火大会が行われるが、フィレンツェでは年に1回のこれだけである。私は子供のころ、東京練馬区の豊島園の近くに住んでいたが、毎週土曜日には豊島園で花火大会があり、家の2階の窓から花火が見えた。フィレンツェでも年に1回ではなく、夏の間は何回かやればいいのにと思ったが、よく考えたら夏はフィレンツェ市民の多くは長期のバカンスに出かけるので、やっても無駄なのであった
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